かつて小室転調という言葉が流行りましたが、DTMが曲作りのマストアイテムになって以降、ボタン一つでキーを変えられて緊張感を増すことが出来る転調は、曲を盛り上げるテクニックとして多用されるようになりました。
で、その転調する曲を歌う時のテクニックを個人的な感覚で例えると、地上をランニングしていたら急に違う地平に連れていかれて、それでもランニングを続けなきゃいけない、というような感じです。
伝わりますかね?(笑)
違う地平に行ったことで足元が浮ついたり、ぬかるんでしまうと途端に音程が不安定になるので、すばやく次の地平の安定した地面を見つけましょう、ということです。
具体的な対応としては、ヒザ、腰で支えのバランスを取り直すことをしています。
転調が苦手な方は、きっと音程を目線だけで追ってしまっているので、地面の変化に対応しきれていないんじゃないかな~、と思います。