東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は8月12日、2025年7月度首都圏(一都三県)不動産市場の動向を発表しました。
中古マンション、中古戸建てともに成約件数は大幅に増加し、成約価格も上昇しています。
しかし、価格が上昇しているのは、東京都区部や横浜・川崎市など都市部が中心です。
2025年7月に成約した首都圏中古マンションの平均平米単価は、前年同月比+8.2%の「85.47万円/㎡」でした。
平米単価の上昇は63ヶ月連続、成約件数も同+24.6%で9ヶ月連続の増加です。
在庫件数はほぼ横ばいですが、15ヶ月ぶりに同プラスに転じました。
成約件数はすべてのエリアで増加しましたが、成約㎡単価が上昇したのは東京都区部、横浜・川崎市、千葉県のみです。
東京都多摩は3ヶ月ぶりの下落、横浜・川崎市を除く神奈川県は8ヶ月連続、埼玉県は2ヶ月ぶりの下落です。
2025年7月に成約した首都圏中古戸建の平均価格は、前年同月比+0.3%の「3,911万円」でした。
成約価格の上昇は2ヶ月連続、成約件数は同+42.1%大幅増で、増加は9ヶ月連続です。
在庫件数は35ヶ月連続で増加していますが、増加率の縮小が続いています。中古戸建ても、全域で成約件数が増加しています。
成約価格が上昇したのは東京都区部と横浜・川崎市のみです。
東京都多摩、埼玉県は2ヶ月ぶりの下落、横浜・川崎市を除く神奈川県と千葉県は5ヶ月連続で下落しています。