一般社団法人 全国個人事業主支援協会

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  • 近年のアパレル市場では、9月からの秋冬立ち上がりに課題が生じています。従来なら9月は秋物の需要が高まる時期でしたが、気候変動により夏が長引き、体感的な「秋」が短縮されているのが現状です。結果として、厚手のニットやアウターの動き出しが遅れ、軽羽織や半袖に近いアイテムが9月でも主力となっています。その一方で、冬の到来は急激で、消費者は一気に防寒商材へ移行する傾向が強まりました。この変化は企画・生産スケジュールに影響を及ぼし、アパレ[…]

  • 近年の気候変動により、アパレル産業にも大きな変化が生じている。10年前の8月下旬、平均気温は30℃前後で、朝晩は多少涼しさを感じる日も多く、店頭には長袖シャツや軽めのニット、秋色アイテムが並び始めていた。しかし、現在の晩夏は35℃を超える猛暑日が常態化し、秋物を着るには現実的でない。これにより、リネンやシアー素材、ノースリーブの晩夏対応商品が主力となり、「秋の立ち上がり=重衣料」という構図は崩れつつある。商戦も前倒しせず、暑さ[…]

  • 2025年6月の韓国出張で強く感じたのは、韓国のトレンドが日本の若年層カルチャー、特にアパレルにおいて強い影響を及ぼしている現状だ。K-POPや韓国ドラマをはじめとするコンテンツの世界的な拡散とともに、韓国のファッションも日本の若者にとって大きなインスピレーション源となっている。特にジェンダーレスなシルエット、洗練されたモノトーンスタイル、スキンケアとの連動を意識した“清潔感のあるおしゃれ”が日本のZ世代に浸透しており、韓国ブ[…]

  • かつてのアパレル業界、特に小売やSPA(製造小売)は、半年〜1年前からの計画生産が主流で、大量生産・大量販売を前提としたビジネスモデルでした。トレンドの予測精度や在庫リスクの管理が重要で、プロの目利きと経験がものを言う世界でした。

    一方、近年のDtoC(Direct to Consumer)ブランドは、SNSやECを駆使し、ユーザーと直接つながることでニーズを即時に把握。少量生産・短納期のサイクルで柔軟に商品展開を行いま[…]

  • ファッションとは、単なる「着るもの」以上の存在だと私は考えています。生地の手触り、色のニュアンス、シルエットの流れ、それらすべてが一つになり、身にまとう人の個性を語り始める。私たちデザイナーは、その「語り」をデザインする役割を担っています。トレンドを追うだけではなく、その時代が抱えるムードや、人々の心の奥底にある願望を読み取り、かたちにすること。それはまるで、時代の空気を織り込む作業のようなものです。

    特に現代は、多様性[…]

  • Kei さんのプロフィールが更新されました。 4か月 3週間前

  • Kei さんのプロフィールが更新されました。 4か月 4週間前

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