一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 業務フロー作成作業の流れ

こんにちは。業務改善コンサルタントの山﨑です。

業務フローの作成は業務改善プロジェクトの計画の中に必ず入っているタスクです。

As-Is業務を可視化し、To-Be業務を設計し、To-Beを実現するまでの手段とスケジュールを作成する。

という大きなプロジェクトの流れにおいて初めに当たるタスクであることが多いため、

業務フロー作成でつまづくとなかなか先に進めないものです。

※業務可視化の主な手段は、業務プロセスマップ>業務フロー>業務マニュアル(右に行くほど具体化)があります。ここでは中間的な粒度である業務フローについて記載します。

今回は業務フロー作成の流れを簡単に説明します。


<業務フロー作成の流れ>

  1. Actor(登場人物)を洗い出す
  2. Systemを洗い出す
  3. ActorとSytemを縦に並べる
    ※パワポで作成する場合、この段階で1つ1つの業務プロセスの図形の大きさを設定しておきます
  4. ActorごとSystemごとのプロセスがわかるように、区切り線を入れる
  5. 業務プロセスを配置する
    ※できるだけ、1動詞にするようにしてください。
    例えば、押印して書類を送付するというプロセスがあった場合
    「書類押印」➡「書類送付」というように分けてください
    このようにわけることで、押印を電子化できないか?送付を週次にまとめてできないか?など
    1つ1つの動詞(=行動)に対し、改善のアイデアを検討すことができます

基本的にどのような業務でも1~5という作業をすることで、業務フローを作成していきます。

業務フロー作成前の担当者へのヒアリング際は、

Actorに抜け漏れないか?
Systemに抜け漏れないか?
プロセスに抜け漏れないか?

を最低限点検してください。

想像で業務フローを作成したものをディスカッションペーパーに用いることで、

ヒアリング時の情報漏れを防ぐことができます。

 

簡単ではございますが、以上とさせてください。

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