一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 軽配送の再配達

配達の仕事をしていると、再配達の多さが日常的な課題として重くのしかかってまいります。指定時間内に訪問しても不在、次のルートを回った後に再度戻る、その繰り返しです。一件一件は小さな手間でも、積み重なれば時間も体力も確実に削られていきます。特に人手不足が続く現場では、再配達が業務全体の効率を下げる要因になっていると感じます。

その中で、置き配の存在は非常に現実的な解決策に思えます。実際、置き配指定のある荷物は一度で完了し、配達ルートも組みやすくなります。受け取る側にとっても、在宅の必要がなくなる点は大きな利点でしょう。配達員と利用者の双方にとって負担を減らせる仕組みだと言えます。

防犯面への懸念があることは理解できますが、宅配ボックスの普及や受け取り場所の明確化など、工夫の余地は十分にあります。現場で働く立場から見ると、置き配の充実は単なる便利さではなく、今後の配達業を支える重要な要素になり得ると考えております。

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近野 智久

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