一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • AZURE上に構築したWindowsドメイン環境で2台目のADサーバを追加した際に発生したエラーと対処方法 その2

Azure上に、Windows 2019 ServerにてWindowsドメイン環境(AD2台構成)を構築した際に発生した事象を記載します。今回は発生した事象①について記載します。

①仮想マシンの参照DNS設定
Azure仮想マシンの場合、デフォルトでは参照先のDNSがAzure提供のDNSが指定されているため、2台目仮想マシンをドメインコントローラーに昇格する際に、参照DNSを変更する必要がある。オンプレミス環境で2台目をドメインコントローラーに昇格する場合、ネットワークプロパティで参照DNSサーバーとして既存のドメインコントローラーのIPアドレスを指定しておくが、Azure仮想マシンでは原則として参照DNSサーバーの設定はOS上で行ってはいけない。構築当時、この原則を破って、OSのネットワーク設定反映後、すぐにリモートデスクトップ接続が切断され、接続できない状態になってしまった。少し焦ったが、幸い、1台目のドメインコントローラーから2台目へのリモートデスクトップ接続が可能であったため、昇格作業を継続し無事に完了させることができた。

Azure仮想マシンのネットワーク設定を変更する場合、Azureポータル上で行う。ネットワークインターフェースの「DNSサーバー」より、「カスタム」を選択し、参照するDNSサーバーを指定する。ただし、この設定はサブネットに対して実施するため、同一サブネットに配置されている他サーバーにも影響するため、注意が必要です。

この記事をシェアする

  • Twitterでシェア
  • Facebookでシェア
  • LINEでシェア