一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • AZURE上に構築したWindowsドメイン環境で2台目のADサーバを追加した際に発生したエラーと対処方法 その6

Azure上に、Windows 2019 ServerにてWindowsドメイン環境(AD2台構成)を構築した際に発生した事象を記載します。今回は発生した事象のまとめについて記載します。

【まとめ】
Azure環境でADサーバーを構築する際、DNSやレプリケーションなどAD間通信で問題がいくつか生じました。今回の問題の解決策を色々と調べる中で、Azure上でADサーバーを構築する際の留意事項がいくつか判明したため、その点を以下にまとめます。

【Azure環境でADサーバーを構築する際の注意事項】
①AD関連データ用個別ディスクの用意
AD用のデータベース、ログ、およびsysvolフォルダーを格納するための個別仮想データディスクを用意する。仮想マシンに接続されたデータディスクにはライトスルーキャッシュが既定で使用されており、このキャッシュ形式にはAD DSの要件と矛盾する可能性があるとのことで、データディスクの「ホストキャッシュ設定」を「なし」に設定してデータディスクを追加する。
②IPアドレスの固定化
Azure仮想マシンのIP割当デフォルト設定は、動的割当が有効となっているため、静的割当に変更する。
③DNSサーバーの設定
Azureポータルにて、仮想ネットワークの「DNSサーバー」から「カスタム」を選択して、各ADサーバーのIPアドレスを追加する。

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