こんばんわ、多田です。
本日はシステムリプレイス時に新システムと旧システムのアウトプットを比較する工程、並行稼動実施に当たり必要な成果物を紹介したいと思います。
※あくまで一般的な成果物となるのでプロジェクトごとに若干変わる可能性がありますのでご了承ください。
【成果物一覧】
- 並行稼動計画書
- 目的、開始条件、終了条件、並行稼動全体図(1枚ぺらのイメージ)、スケジュール概要、体制、クロスチェック対象概要、チェック方法、制約etc
→大まかな計画全体が分かる内容
- クロスチェック対象一覧
- クロスチェック対象のインターフェーズの詳細な情報(物理名、チェック方法、IFタイミングetc)を記載
→どのIFとどのIFをクロスチェックするか、いつどんな方法でチェックするかの詳細
- JOBスケジュール表
- いつJOBを動かすか、他JOBとの前後関係etcを記載する
→実際にJOBを動かす運用部門にいつどのJOBを動かしてほしいか開発部門から提示するための資料
- 仕様差異一覧
- 新システムと旧システムで業務・システム観点で仕様が異なるためクロスチェックから除外する対象をまとめた資料
→新旧システムのアウトプットが元々異なることが分かっているのでクロスチェック対象から除外しないといけない
上記4成果物があればWBSを引き、並行稼動時の運用フローも明確になり、後は実施するだけの状態となるはずである。
また、並行稼動初期は問題が多く障害も多々発生するため、障害対応プロセスは明確に定義した方が良いと個人的に思う。ケースバイケースで必要であれば定義し関係者に提示してほしい。
以上
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