一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • グラフィックデザインとwebデザインの違うところ

私はwebデザインをメインに仕事をしていますが、グラフィックデザイナーの方からwebデザインについて聞かれることがたまにあります。
情報設計や表現するという点では共通していますが、印刷物とwebでは違う所もいくつかありますので
私が思うグラフィックデザインと、webデザインの違いについてまとめてみたいと思います。

■グラフィックデザインとwebデザインの違うところ

【1】 使うツールの違い
グラフィックデザインの場合、印刷物のデザインが主になるので
CMYKモードという印刷用のカラーモードに対応したツール(PhotoshopやIllustrator)を使う事になります。

一方webデザインの場合は、デザインの後に開発する工程があるので、デザインだけでなく開発がしやすい
「プロトタイピングツール」が使われていることが多いです(代表的なのはAdobe XDやFigma、Sketchなど)。
また、ツールに関しては開発する方が使えないツールだと開発できなくなるため、開発の方とあらかじめ相談しておく必要があります。

【2】 情報設計やデザインについて
グラフィックデザインの場合、その印刷物を見た時にどう伝わりやすくするか、どうお店に来てもらうか、などの視点で
情報設計やデザインを作るのではと思います。
Webの場合は、そのサイトをユーザーが「使う」という前提でデザインすることが必要になります。
・どの経路からサイトに入ってくる予定で、そのサイトを見てユーザーがどう行動するか?
・いかに下まで飽きさせずに読んでもらうか?
・ユーザーにとって、そのサイトは使いやすいか?
など、webという「道具」を使ってもらう事を想像しながら情報デザインや設計を作っていきます。

【3】 デザインデータの違い
グラフィックデザインの場合、1つの印刷物に1つのデータで良いと思いますが(パターンを要求されているケース以外)、
Webデザインの場合、対応するデバイスごとにデザインデータが必要です。
今現在スマホの方がPCより利用率が高いので、基本的にスマホ用のデザインが必須になり、PCやタブレットに対応する場合は
それらのデザインも必要になります。

【4】 「開発」という工程
グラフィックデザインの場合は印刷したら終わりですが、webデザインの場合はデザインの後に
「開発」という工程(デザインをHTML/CSSなどの言語でコーディングする)が必ずあり、
実際にweb上で表示できるようになって初めて完成になります。
ですのである程度開発に関する言語やできる事を理解した上でデザインを作る方が、後の工程もスムーズです。
また、webでは動きなどのインタラクションなどを使う場合もありますので、それらも含めてデザイナーが考えておく必要が出てきます。

以上が、私が思う大きな違いになります。
私も最初はほとんど同じものかと思ってしまっていたので、昔は仕事の中でギャップを感じることもありました。
(今は、そのギャップを楽しんで仕事ができています)
クライアントの果たしたい目的を、デザインという形で表現するという点では同じですが、
Webの場合はwebサイトでのユーザーの体験をしっかり考えた上でデザインする必要が出てきます。
それぞれの違いを理解した上で、より良いデザインを作っていきたいですね。

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畠山 美樹

2019年10月よりフリーランスに転向。Webデザインやディレクション、グラフィックデザインを行っています。

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