一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 【ぼっち整体院は大変です】Vol.7 集客安定化のための検討ー①はじめに

皆さん、コロナの影響もズルズル引きずっている今日この頃、いかがお過ごしですか?

当院は3月頃からこまめに新型コロナとその対策についてブログやline、SNSで情報を発信してきました。

4月は緊急事態宣言が出た時点で、こちらから積極的に連絡を取り、予約数を通常の3割まで減少、後の方は5月に予約を延期させてもらいました。

そのためかGW明け、緊急事態宣言明けでそこそこ顧客が戻ってきてくださり、6月、7月と比較的順調に新規のお問い合わせも入りました。

また例年なら予約が低下する8月、特にお盆期間もみなさん旅行も帰省もしにくい状況だったためか、結構忙しくさせていただきました。

周りではやはり予約が減って、経営が苦しくなった整体院も多い中、乗り越えられたのは次の2点があったからかと自己分析しています。

①コロナに関し積極的に情報発信したことが顧客の安心・信頼につながった。

実際に「コロナなんてただの風邪!」といって大した情報発信しなかった院は、顧客の方から離脱していって、今も戻ってきていないようです。

変に動じないのが信頼を得るとの勘違いが顧客の信頼を失ったようです。

②こちらから予約の延期をコントロールした。

予約のキャンセルに関しては、こちらから延期を打診し、GW明けの仮予約を積極的にとったのが功を奏したと思います。

顧客からキャンセルされた場合やこちらから具体的な提案がないと、「また落ち着いたら連絡します」という形になり、永久的な離脱を招いていたと思います。

とはいえ、4月5月で来院増加の盛り上がりを見せ、その余力で7月8月とぐんぐん伸びていく、例年の勢いは今年は感じませんね。

なんとなく顧客となる皆さんも長引くコロナ自粛の中で、購買意欲とか行動意欲というものが削がれている気がします。

通常だと9月10月から年末にかけて第二の来院の盛り上がりを迎えるところですが、コロナの第2波が来たらどうなることか分かりません。

先行く不透明な中、結局できることは、今の集客体制の問題点を洗い出して、その対策をとっていくことしかできません。

そこで秋からの行動の道筋をたてるために、今一度集客戦略を整理してみようと思います。

マーケティングの基本的なところをあえてここで書く必要はないかと思いますが、自分自身の整理のためと、あくまで整体施術業に関する内容ですがそこから皆さんの何かの参考になればと思い、取り上げることとしました。

基本的なところですが売上は以下の式で成り立ちます。

売上=新規受注×リピート数×顧客単価

つまり売上を向上するには新規の受注を増やし、リピート数を上げ、顧客単価を高める必要があります。

売上を安定させるには安定的に新規の受注を確保し、高いリピート数と顧客単価を保持することが必要です。

売上を向上・安定させるためにはそれぞれの項目を深く掘り下げて、現状とその問題点、改善点を見つけ、実施していくことが重要ですね。

次回は新規受注について掘り下げてみようと思います。

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京都府京都市出身。 立命館大学卒業後、エンジニアリングメーカーの営業職に9年間従事。 その後、横浜市関内のメディカルカイロプラクティックカレッジ横浜に入学。 卒業後、アルバイトで臨床経験を蓄積し、2015年10月に横浜市都筑区にて整体院『ヒーリングオフィスあすとらむ』を開業。

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