こんにちは。業務コンサルタントの山﨑です。
私は業務コンサルティング案件の他に、PMO案件で仕事をさせてもらっています。
PMOとはプロジェクトマネジメントマネジメントオフィスのことで、
PMの右腕となり、PJ関係者間の情報共有や、課題/リスクの可視化、PJ開始時に定めた
QCD通りにPJを推進していく役割です。
PMOの仕事のポイントは「人を動かす」ことでもあります。
今回は、実体験に基づいた「人の動かし方」について、2つお話しします。
※動かすと表記するとおこがましいですが
1.メンバーが動かない組織でよく起きていること
2.メンバーが動かない際に考えること
1.メンバーが動かない組織でよく起きていること
「論理的にタスクを建付けアサインメントをしているのにメンバーが動かない」
こういった悩みをお持ちのPMやコンサルタントの方がよくいらっしゃいます。
あるべき姿をコンサルティングファームと練りに練った計画にも関わらず
現場のメンバーから報告がなく状況が見えなかったり、
現場で勝手に判断してbPJのベクトルと違う方向に進んだり、
そうしていくうちにスケジュールが厳しくなり、
新しい人をアサインするが、その人も思う通りに動かない
こんなことはどのような大企業で予算を持っていても起こっています。
2.メンバーが動かない際に考えること
1で述べたように、論理的にあるべきタスクを建付けているのに動かない場合は、
そもそもメンバーが論理的に納得すれば動くという考えを見直すべきです。
現場で働いているとタスクを遂行しないメンバーから、
「人は感情で動く、PMは人の感情を無視している」という言葉をよく聞きます。
もし、メンバーが動かないことで悩まれている場合、
人は感情で動くという考え方を取り入れてほしいです。
実際のところ、働き方関連の法案が厳しくなり解雇をすることが難しくなっています。
従業員もそれを理解しているので、タスクをやらないでも首になることはないと考えている人もいますし、
仮にアサインされているPJから外されても、他のPJがあると考えています。
もちろん、本人の仕事のスタンスを変えるべき点も大いにありますが、
言うことを聞かない部下のスタンスが変わることに対して、
自分のスタンスを変えずに期待していても変わりません。
そもそもPMになるような人と、ずっと年十年も平社員や中間管理職で働いている人は
仕事に対する考え方が異なるので(どちらが良いとか悪いとかではない)、
どういうときに部下が楽しそうに仕事をするか?
どういうタスクを振れば報告がくるのか?
をいろんなタスクを振ってみて考えなければなりません。
このように部下のことを理解し、部下へのかかわり方を変えることを
まずはすべきです。
そして、それをやってもなお動かないのであれば、
すぐPJから外すこと、職位を変えること、最悪の場合解雇をすぐ決断してください。
合う人合わない人といのは必ず存在しますので、
お互いのために早め早めの決断が必要です。
今回のお話しは以上です。
私としては、人は感情で動くというこを肝に銘じ、引き続きお客様を支援していきたい
と考えております。
お読みくださりありがとうございました。