今回はAzure Storageの冗長性を記載します。
オンプレミスにて冗長性は新しくサーバを増やし、設定を行う等、多くの作業時間が必要になります。
しかし、AZureではAzureポータルにてボタンをポチポチするだけで冗長性を設定することができます。
プライマリーリージョンでの冗長性
Azure Storageアカウントのデータは、プライマリリージョンで常に3回複製されます。
プライマリリージョンでデータを複製するために2つのオプションが用意されています。
ローカル冗長ストレージは同一リージョン内の同一ストレージ内で3つの複製を作成します。
ゾーン冗長ストレージは、同一リージョン内の可能性ゾーン間でレプリカを構築します。
各可用性ゾーンは、「独立した電源」、「冷却装置」、「ネットワーク」を備えた独立した物理的な場所です。
プライマリーリージョンから何百キロも離れたセカンダリーリージョンに、ストレージアカウントのデータを追加でコピーすることが可能です。
セカンダリリージョンにデータがコピーされている場合、プライマリリージョンに復旧できない災害が発生しても、データは保持されます。
高可用性を必要とするシステムである場合、セカンダリリージョンを使用したほうが安全であるといえます。
セカンダリリージョンにデータを複製するための2つのオプションが用意されています。
以下が2つのオプションになります。
LRS(ローカル冗長ストレージ)を使用して、プライマリリージョンの1つの物理的な場所内で、データを同期的に3回コピーし、プライマリリージョンから何百キロも離れたセカンダリリージョンの1つの物理的な場所にデータを非同期的にコピーします。
ZRS(ゾーン冗長ストレージ)を使用して、プライマリリージョンの3つのAzure可用性ゾーン間でデータを同期的にコピーし、セカンダリリージョンの1つの物理的な場所にデータを非同期的にコピーします。
GZRS ストレージアカウントを使用すると、可用性ゾーンが回復できなくなった場合に於いても、引き続きデータの読み取りと書き込みを行うことができます。