一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 半沢直樹が受けた訳とは?

半沢直樹の最終回の視聴率が30%を超えたとのニュースをネットで拝見した。
前作の最終回は40%を超えたととのことで、シーズン2とかパート2などでそれを超えるどころか玉砕するパターンが多いなか、コンスタントに視聴率も良く
大健闘という内容だ。

と他人事みたいに書き出したが、実は自分も半沢直樹だけは欠かさず見ていた。
ネットニュースで見て、改めて「なぜ半沢直樹を見ようと思ったのか?」が気になりだしたので考えてみました。

1、今年の春に始まる予定のドラマは、コロナの影響で撮影が延期になったりできなかったりで放送開始が大幅に遅れたこと。
これにより各局は過去のドラマの再放送で繋いだわけだが、多くは新作に主演する役者が主役のドラマの再放送だったが、
半沢直樹は前回作を再放送したことが大きいと感じる。何せ前作は7年も前のことらしいので時間の過ぎる速さにゾッとしてしまう。

コロナで枠が空かなくても再放送はされたと思うが、やりやすかったのは確かであろう。前作の続きでシーズン2が始まったことが大きいと思う。

2、基本的に分かりやすい
ドラマにはあらゆる仕掛けがあり、誰が敵か味方か分からない中でも、不正や悪に対して正義や信念で立ち向かい「倍返し」を行っていく
勧善懲悪の分かりやすさだと思う。
現実的に会社員が職場で半沢のようなことをすれば、ドラマのようにはならないのは皆承知しているが、「確かにこんな奴いる!」という悪を
完膚なきまでに叩きのめすのが、単純にスッキリするのだ。
水戸黄門と同じで、そろそろ倍返しの時間をみんなが待っていられるのは、厳しい日常を忘れられる至高の時なのだと思う。

他の所謂視聴率的に惨敗と言われているドラマは、ストーリーが複雑だったり内容が重かったり、設定が中途半端にズレているなど
見ていて疲れる。変なところが引っかかるなど、気軽に楽しめなかったのが敗因ではなかろうか?

 

半沢直樹は日本だけでなく中国でも人気があるそうで、中国語での「倍返し」も流行語になっていると、そのネットニュースに書かれていた。

コロナであらゆる業種に影響が出て経済が停滞している中で、個人事業主(特に独立したばかり)も方針転換をしなければならなくなった。
素早く出来る仕事にシフトして、影響を最小限に抑えている経営者の方を見るにつけ、半沢直樹のドラマは良い教訓になっているかもしれないと感じた。

〇正義や信念があること。ブレないこと。
〇わかりやすいこと
〇変化に素早く対応すること
〇窮地に陥っても決して諦めずに対策を考える
〇とにかく行動する
〇仲間を大切にする。尽くす。
〇クライアントのためを忘れない
〇クライアントに必要なことを探して行う

当たり前の事のようだが、半沢直樹の考え方や行動は上記の事をブレずに行っている気がします。
ドラマがヒットした訳も、そういったことが明日からの仕事や生活の活力になっていたのかもしれません。

事業を進める中で、目先の収益に囚われて思考や行動を間違ってしまうことがある自分は、改めて半沢のように動きたいと思う記事でした。
とは言っても理不尽な相手を叩きのめしたり、土下座はさせません。

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植田 正一

講師型のコンサルティングと違い、ビジネスマネージャー的に現場に入り課題を共に探り解決していくことを目指しています。 販路の拡大支援や、AIの導入・IT化の支援、コラボマッチングに尽力いたします。

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