よく使うコマンドとして、「rm」コマンドがあると思います。
今回はこちらについて記載しようと思います。
rmコマンドはファイルやディレクトリを削除するコマンド。
書式は
rm ファイル名
複数のファイルを削除する場合
rm *
ファイル名の一部を指定して削除
rm test*.txt
→これは「test」と「.txt」の間に何か文字が入っているファイルを削除します。
「*」ではなく「?」を使うと1文字の指定になる。
rm test?.txt
→これは「test」と「.txt」の間に何か1文字が入っているファイルを削除します。
オプション「-f」について
→エラーメッセージを表示しません
通常、指定したファイルが存在しない場合やディレクトリを削除しようとした場合、警告メッセージが表示されます。
しかし、オプションで「-f」を使うとこれらを表示しません。
rm -f ファイル名
オプション「-i」について
→ファイルの削除前に確認します
rm -i ファイル名
とすると、このファイルを削除しますか?と聞いてきます
「y」または「Y」を入力するとファイルが消えます。
消したくない場合は「y」か「Y」以外を入力もしくは、何も入力せずEnterで消えません。
オプション「-I」について
→削除の対象が4つ以上の場合のみ削除の確認をします
オプション「-r, -R」について
→ディレクトリも削除の対象とします
rmコマンドは、オプションを設定しない場合ディレクトリを削除の対象としません。
ディレクトリも削除の対象とする場合は、-rオプションを指定します。
rm -r ディレクトリ名
オプション「-v」について
→削除の詳細表示
どのファイルやディレクトリが削除されたかを表示します。
削除した内容が記録されているためログや削除の証拠として残すことができます。