トヨタ自動車の豊田明夫社長が終身雇用の維持が難しいと発言し、それに対して色々なメディアでどちらかというとネガティブな意見を散見する。
今更ではないだろうかと個人には考える。
大企業のトップがそう発言したというインパクトはあるが、その流れは既にできていて抗えないからこその発言ではないかと思う。
新卒も売り手市場で安定志向というが、終身雇用が維持されないことを感じ、社会保証が続いているという保証がないからこそ、ライフスタイルを守れる働き方を自分で維持する、が今の安定志向だろうと考える。
安定=大企業の構図ではなくなっていることは実感されているはずだ。
自分で自分のライフスタイルを維持する、という考えは確実に広がっている。
いろいろな情報を即座に入手可能になった中から自分で考えて、選択していく。
その中で個人事業や創業、起業を選ぶことも私自身が社会に出た10年前に比べればごく一般的なことになっている。
江戸や明治のころに選択肢が少ない中から、富山の薬売りのように個人事業を選ばなければならないのではなく、選択肢が増えた中から選べるようになった。
結構なことだ。
私自身、社会に出てからの10年間で、上場企業のエンジニア→様々な日雇いアルバイト→派遣エンジニアなど渡り歩き、今は運送業界に携わっている。
いろいろな中から選択できる今だからこそ、今の道にたどり着いたといえる。
今後は運送業界のことを中心に据えながら、働き方について考えて行けたらと思います。