一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

今回は2020年5月に発売されたビジネス書「コロナショックサバイバル」について、内容紹介と気付きのシェアをしたいと思います。

「コロナショック・サバイバル 日本経済復興計画(冨山和彦著)」文藝春秋BOOKS
【概要】
新型コロナ禍の破壊的危機を乗り切る経営術の指南書。
危機時の第一指標は「生き残り」。最悪の想定し、手持ちキャッシュの充実と日繰管理、捨てる覚悟、合理的に独断即断する、ネアカの経営、で事業を存続させ、さらに危機を「変わるチャンス」と捉え、根本的な変容が出来た企業が次の環境に成長企業となる。

●危機は想定外、新しい形でやってくるので、予め用意したBPCでは対応困難。これから起きうることに対する想像力が重要で、想像力の源になるのは過去の歴史。

●好況時は会社の「基礎疾患」を隠してしまう。日本の生産性は世界でも著しく低いが、その日本のGDPの7割を担うのは中小企業。

●コロナ後の世界は、デジタル技術とネットワーク技術活用の流れが進む。世界中で情報やコンテンツに同時アクセスでき、サービス購入でき、効用を享受できるグローバル化の加速。スポーツやライブ観戦、旅行、ジムでの運動、美味しい食事などのコト消費の加速。

●BtoBでもリモートな方法でサービスを繰り返し定期購買利用するビジネスモデルが加速普及する。

【気づきや考えたこと】
不況時には・・・
●「Cash is King」。返さなくて良い補助金等は使い倒す、金融機関からは借りられるだけ借りる、キャッシュフローを良くすることに全力を尽くす。
●松下幸之助の「好況時良し、不況さらによし」の精神で取り組む

稼げる会社にするために
●固定費をかける際は、それ本当に必要か、変動費で代替できないかを常に問う
●新しい付加価値を生み続けるために、固定的メンバーで組織化しない

新型コロナ第3波の拡大でまだまだ先が見えませんが、乗り切ってきましょう!

The following two tabs change content below.

笠井 篤

最新記事 by 笠井 篤 (全て見る)

この記事をシェアする

  • Twitterでシェア
  • Facebookでシェア
  • LINEでシェア