一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

融資(借り入れ)とは、事業を行うために必要なお金を調達する方法の一つです。

私自身はWEBコンテンツ制作事業なので、初期投資はあまり必要なくて自己資金でまかなえましたが、個人事業主として起業する場合でも、飲食店やスポーツジムのような店舗を保つ場合など、設備投資がかかる場合はまとまったお金が必要です。その他でも、オフィスの家賃、仕入れ費、人件費、広告費など、事業を行うにはお金が必要ですよね。

 

「創業融資」の申し込みができる金融機関には、主に政府系の「日本政策金融公庫」と、民間の信用金庫、地銀などがあります。
借り入れというと、利息をつけて返さないといけない借金というイメージで敬遠する人もいますが、出資を受けたりやクラウドファンディングで必要な資金を調達できる事業者さんは限られているので、非常に低金利でお金を貸してくれる融資をうまく活用することは重要です。
私も創業時には融資は利用しませんでしたが、昨年のコロナ禍では、特に差し迫ってはいなかったものの、日本政策金融公庫から融資を受けました。

 

創業時に融資を受ける際の審査が通るかどうかで大事なポイントが、①経験、②自己資金、③信用情報の3つと言われています。
これから事業を行おうとする経験が相応にあるか、借りようとする金額の最低1/10の自己資金があるか、過去に個人のローンやクレジットの支払いで遅延などがないかどうか、です。

金融機関は慈善事業ではないので、困っていても「返済能力が十分期待できない」と思われたら貸してくれません。よくあるのが、資金繰りに困ってから借りに行って審査が通らないというケースです。上記のような金融機関では「困る前」に借りるのがポイントです。
うまく融資を活用して事業を成長させましょう。

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笠井 篤

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