仮想通貨を触っていて感じるのは、日本という国がいかに投資とITの後進国であるか、ということだ。
まずは、投資について。
基本的に、日本の投資環境はかなり悪い。
日本人の投資意識も低いし、投資のスキルを身に付ける機会も乏しい。
ただし、日本人は「ギャンブル」が大好きだ。
仮想通貨の世界でも、日本人は一発逆転を狙った張り方をしている。
ある意味、これは正しい。
どこかで大金をつかもうとしたら、リスクを取って大きく張る必要があるからだ。
だけど、その先が良くない。
大金を手に入れた後、どうするか?
ここで投資脳が育ってないと、あっという間に手に入れた大金を失う。
リスクを取って大きく張って勝つことができることは、人生でそうそうは無いので、それこそ再度夢を求めてさまよい夢破れ続けることになる。
投資脳が育ってないし、投資できる環境はかなり悪い。
環境が悪いというのは、どういうことかと言うと。
・手数料が高い
・利率が低い
・資金拘束期間が長い
・貯蓄を担保にした貸付が無い
という商品がほとんどということになる。
海外の商品と比べると雲泥の差だ。
加えて、IT後進国ということだ。
「え?」と思うかもしれないが、仮想通貨界隈のシステムを触っていると、本当に日本のシステムはサービスの質が落ちる。
プログラム自体は固く作ってありサポートも海外に比べて早い方だが、コンテンツの拡充と先進性については格段に劣る。
※このあたりは金融商品(投資環境の一部)が遅れていることと密に絡んでいる。
ユーザーインターフェースも、日本は初心者にわかりやすいという点では悪くは無いが、コンテンツの先進性とミックスした使いやすさという点では海外のシステムに軍配が相当上がる。
海外では、現時点で28歳の青年が取引所をここ数年で立ち上げて世界有数の取引所にしているくらいだ。
フィンテックの分野は、お金を得てそれを一生困らないくらいの運用に回せる環境が、世界に溢れている。
ほぼ英語圏なので日本ではそういう情報は入って来ずらいし、理解する脳も育っていない。
この記事を目にしているのはエンジニアの方だと思うので言うと、せっかくITエンジニアのスキルがあるのだったら、金融の知識も付けると、お金を稼ぐ・増やすということに関してアドバンテージを手に入れることができる。
エンジニアではない人はITを最初から学ばなければいけないので、その分大変だ。
投資とITの後進国という逆境ではあるが、フィンテックという新しい潮流が来ている現在、乗ってみてはいかがだろうか。