一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • デザイナーとマーケティングの関係

個人でWEBサイトの立ち上げなどに関わる中で最近よく感じることは、デザイナーもマーケティング視点が必要である、ということです。

デザイナーの仕事は、情報を視覚的に伝わりやすく・使いやすくする等することで、成果を上げたり、機能性、ユーザービリティを向上させることが役割です。
「ビジュアルだけを良くする」というのは、デザイナーの本質ではありません。

規模の大小はあれど、依頼元である企業や個人事業主などの何らかの「事業」に必ず関わることになります。
そして事業には、「より多くの方にサービスを使ってもらう」「売上を上げる」などの、何らかの事業目標があります。
企業や個人事業主がデザインを依頼するということは、デザインにコストをかけ、デザインを改善することにより、売上やユーザー数、お問い合わせ数の向上などの、何らかの効果を狙っています。

そして、事業の取っている「戦略」により、適切なデザインは時に大きく方向性が変わります。
戦略が把握できていないと、デザイナーのこだわりは時として無駄なものになってしまいます。

ですので、デザイナーが考えるべきことは、事業の目的と戦略を理解し、その前提の上で最適なデザインやアイディアを提案することです。
戦略が理解できていれば、それを達成するための最適なデザインを考えることができ、達成できないデザインや無駄なこだわりは切り捨てることができます。

以上のように、デザインとマーケティングは、領域としては別物ではあるものの切っても切り離せない関係だと思います。
マーケティングの知識をもっと見に付けて、より上流から考えられるデザイナーになっていきたいものです。

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Miki

2019年10月よりフリーランスに転向。Webデザインやディレクション、グラフィックデザインを行っています。

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