東京オリンピック、開催に向け、突き進んでいますねえ。
なんだか日本が太平洋戦争に突き進んだのも、誰も「辞めよう」という勇断できる決断力のあるリーダーがいない中で、進めるしかなくなった結果がそうであり、今回もそこは同じなんだなあと思いました。
対策を徹底しているので問題ないとの話ですが、実質オリンピック関係者・参加者への隔離免除など、対策を骨抜きにしておいてどこが「対策を取っている」といえるのでしょうか?
IOCもNBCも開催さえできればその後の日本がどうなっても関係ないわけですが、我々はたまったものではありません。
特例で隔離を免除しても、コロナウイルスは感染を免除してくれません。
もうすでに入国したフランス、エジプト、スリランカ、ウガンダ、ガーナの選手が感染陽性が判明していますがその時点で対策がきちんと取られていないことが露呈されています。
その事態自体が問題ですが、それ以上に問題なのが、政府の対応です。
このことに関して加藤官房長官は「選手や関係者からの感染拡大は受け入れ先の自治体や組織委員会が責任を負うべき」と発言しています。
あまりにも無責任。あまりにも自分勝手な考えだと思いませんか?
対策を徹底しているので問題ないという言葉が、どれだけ中身のないものなのかが思い知らされます。
そして本来ならマスコミもその点をもっと問題にするべきですが、オリンピックスポンサーが自分たちの重要な広告主であるマスコミは一切の深追いはせず、スルーしています。
この様な状況でオリンピック開催しても、景気の起爆剤になる要素は少なく、むしろ閉幕後の感染拡大は明白で、われわれ個人事業主にとってはますます厳しい状況が続きそうですね。