先日の年次総会で新理事の皆様の互選をいただき、NPO法人JASIPAの3代目理事長に就任させていただきました。
今期より体制を大幅に刷新し、新しい時代に即した組織運営を行い、会員企業の皆様はもちろん、IT業界およびITを利活用する業界全体の発展に寄与するべく全力で取り組んで参りますので、引き続き変わらぬご支援賜りたくよろしくお願い申し上げます。
先日は、早速新体制となったHR研修推進委員会(旧研修委員会)で「契約書」をテーマにフランテック法律事務所の栁澤俊貴弁護士に、個人事業主含むIT企業関係者の疎い法律について、潜んでいる本当のリスクについて、わかりやすくご説明いただきました。(これまでの研修委員会は主にエンジニア向けに役立つ技術系の勉強会が多かったのですが、今期より業界関係者のためになることについて全方位的に取り扱っていく予定です)・契約はメールやLINEの合意でもエビデンスを残せば有効(本来は口頭でも成立するが、立証が難しいためエビデンスを残すのが望ましいとのこと)
・著作権は制作した人が本来持つべき権利だが、一般的に発注側のテンプレが強く、そこでは発注側に権利を帰属させる文言が多く、契約書が優先されるとのこと(記載なき事項は法律に沿って解釈される)
・上記のため、既に開発したモジュールや当該案件で開発したモジュールを流用して他社向け案件で使うことは製作者であっても発注者から損害を主張される(これを、うまく回避する方法など契約交渉の進め方のコツなどを教えていただきました)
その他、損害賠償条項や国際取引の注意事項など、直ぐに役立つTipsを多くいただけた勉強会でした。
また、8月4日(水)にはオンラインで定期交流会が開催されます。
基調講演は「DXの本質と推進の要点」で、経産省関東経済局様にも、最新のデジタル関連施策についてお話いただきますし、新体制となったJASIPAの活動報告や今後の予定など発表させていただきますので、ご都合つく方は是非参加いただきたく、よろしくお願い申し上げます。(詳しくは以下をご覧ください)
https://jasipa.jp/archives/4391