今回は仕事とは関係ございませんが、多くの人に知っていただきたい、
改めて、気を付けていただきたいことがある為、ぜひ読んでいただきたいです。
件名にもございますが、現在世界で止まることのないコロナに関してです。
2019年12月からコロナが蔓延し始めて、早1年9か月程立ちました。
私たちの生活が非常に変わり、新しい時代の流れをも築いてしまったものだと感じています。
この中で実体験の話、そして現在進行形の話をさせていただきます。
8月月初、私の周りには幸い、コロナの陽性者をおらず、
実家とのやりとりでは、どこに陽性者はいるのだろうか?
という話をよくしておりました。
ただ、怖いし何かあったらいけないから、気を付けなければという事も話しておりました。
そして、8月半ばの事です。
たまたま実家に連絡をした際に、私の母が先日熱が出てて体調悪かったけど、
今は落ち着いたから大丈夫かなと、いつもどおりの雰囲気の母の声でたわいもない話をしました。
その数時間後、母から連絡があり、
お盆で夫婦が実家に来ていたそうだが、兄の会社にコロナ陽性者がでており、
兄もかかっていたかもしれない。
その為、私もコロナになっているのかもしれないとの連絡がきました。
とりあえず、現状熱もなく、落ち着いているので様子見しようとなり
外出はせずに安静にしていることになりました。
翌日の午後、体調に変わりはあるか?母に連絡をいれると
また熱があがっており、徐々に体がきつくなってきているとのこと。
そして兄はほとんど無症状だったが、兄の奥さんも喉が痛く熱があがっていると。
私は東京に住んでおり、母は福岡。
仕事もあり、すぐに帰省できず心配が募るのみ。
コロナの可能性が高いから、病院に行くか、
あまりにひどいようだったらすぐに救急車を呼ぶように指示をし
母は病院へ行くことに決めました。
そして病院でPCRの検査を受け、とりあえずの薬を処方され
帰宅し、解熱剤で少し落ち着いたと言っており、
その日の連絡を終えました。
翌日も熱があがったり、さがったりを繰り返していた為、
安静にしておりPCRの結果を待っていました。
PCRの検査を受け、結果が出る2日後の朝、母の声はかなり弱っていました。
そして、コロナが陽性であったことが判明しました。
兄夫婦も陽性でした。
私は母も、兄夫婦もコロナで失ってしまうのではないか、不安で不安で怖くなりました。
もっと母にも注意喚起をすべきだったと後悔しました。
その後、実家に帰省できるならしようか、話しましたが、
私がコロナになってしまっては意味がないので、それは母からのNG。
薬はあったので母は様子見で安静にするしかないとなり、
また連絡するねと伝え、ただただ回復を待つ状態になりました。
そしてコロナが発症してから6日目頃
朝方に体調の確認で連絡をしたところ、母の声はさらに弱っており
昨日の夜に急に意識が飛び、リビングで倒れていたことがわかりました。
1時間くらい意識を飛ばし、何とか意識が戻り
その後は動けたので心配かけさせまいと連絡をしなかったと。
、、、私は何もできない悔しさで胸が常に締め付けられる状態でした。
もしこの時に意識が戻っていなかったらと考えると、非常に恐ろしいです。
何か動かねばさすがに危ないのではと思い、兄に状況を伝えると兄も陽性で外に出れない為、
訪問医にもう一度いまの状態を確認してもらうことになりました。
しかし、この時代同じような人は多く、訪問医がくるまでに結果10時間ほど待って、やっとという状態でした。
そして点滴をうってもらい、少し落ち着けたと。
ただその頃にはもう夜になっており、
また意識を飛ばしたらどうしようという母の不安の声
そして実はほとんど何も食べることもできなくなっており
水しか飲んでいないことも判明しました。
何か食べているか聞いた際は、心配かけまいと大丈夫と伝えていたと。。
私はもっと心配かけていいんだよと、母に伝え、母がいなくならないか不安で常に溢れていました。
訪問医の方の提案で、兄が幸い無症状で一緒に感染しているので
兄に実家に数日泊まってもらったほうがよいとなり
兄にすぐに連絡し、そうすることになりました。
そして翌日。
やはりまた、母は悪化していました。
さすがに兄では対処できず、酸素の値もよくなかったとのことで
すぐに病院へ。
兄が色々言ってくれて入院させてほしい旨をかなり伝えたと。
しかし、病床が埋まっており一度は入院拒否されたが、たまたまタイミングよく空いて入院できる状態になりました。
入院してからは栄養の点滴や抗ウイルスの点滴で徐々に落ち着いて
肺のレントゲンを撮った際には両方の肺で肺炎を起こしていたそうです。
肺炎は病気の中でも死亡原因の5位に入っているほど侮ってはいけないものです。
たまたまタイミングよく入院できたので、治療してもらえていますが
病床がなく入院できなかったと考えると、これもまた恐ろしいです。
ただただ弱っていく母を遠くから応援するしかない現実が待ち受けているところでした。
現在は、いまだ入院中で徐々に回復方向へ進んでいますが
安心はできる状態ではございません。
いまも母の回復を毎日祈るのみです。
いかがでしたでしょうか?
これがコロナの現実です。
自身がかかっていなくても、家族や友人がコロナになると
何もできない部分も多く、不安ややるせなさ、会えない苦しさ、
ましてや、死に至るケースの場合はコロナを軽く考えた後悔しかなくなるはずです。
ワクチン接種も増えてきて、徐々に落ち着いてくるかもしれません。
しかし、まだ安心できるものではございません。
その為、お互いにみんなで平和な世の中に戻るように頑張っていきましょう。
これを読んでくれた方が、少しでも気を引き締める良い機会になってくれたら嬉しいです。
私も再度、手洗い、うがい、アルコール消毒、不要な外出を控える等
気を引き締めます。
2021年8月 斉藤 達也