良くスポーツ用品店ではシューズが走レベル別に陳列されてます
初心者用
上級者用
とこんな感じで初心者ほど靴底が厚くなってます
最近では先日私が投稿したヴェイパーフライなどは上級者用の厚底シューズですが
基本的に初心者は脚の筋力が弱いから厚底で衝撃から守らないと怪我をするって事でこういう売り方されているようです
一見真っ当そうな話なんですけど
私の院やランニングクリニックでは初心者から薄底シューズをオススメしてます
人は本来、足元の土踏まずや各関節、筋肉で衝撃を受け止める機能が備わっています
それは使う程に強化されるものなんですが
厚底で過保護なまでに衝撃から守られ
踏み込み時の不安定な部分も踵部やソールでサポートされているとそういった機能が育ちません
接地した足元の刺激は小脳に伝わりバランスを自動的に取るようになってますがその辺の機能も働きにくくなり
要は軟弱な身体になります
薄底で走るとふくらはぎが張る、疲れるんだよね〜
という方は単純に筋力不足かフォームに問題あり
それが辛いからとシューズに頼っても結局はシューズが消耗した時点で故障します
シューズの消耗が無くても厚底は接地時に足元の捻れ、たわみが出やすくなるのでそれが原因で故障しやすくなります
私はシューズは普段のトレーニングではとりあえず石踏んでも痛く無い程度のソールならオッケー
衝撃の吸収性など求めていないので基本穴が開くまで履きます
特にメーカーが推奨する◯百km履いたら買い換えましょう〜
とかは全無視
でも大きな故障しません
「そんな事はあなただからできるんでしょう」
とスマホやPCの向こうで呟いてるあなた
私こう見えて
(どう見えて?)
大学の競技生活4年のうち計2年半は故障してました
ちょっと負荷かけたら故障する軟弱な足でした
そんな私が今は足袋、ワラーチなどで1km3分ちょっとで走ってもへっちゃら
嘘です
ちょっと弱ります
でも故障したりはしません
(他にも気をつけてる事はありますが)
故障を繰り返してた頃はより脚に負担がかからないようにせっせと底の厚いシューズで走ってました
どんどん接地感覚のわからないバランスの悪い軟弱な身体を作ってたんですね
だから薄底で走って身体鍛えましょう!!
と安易にやればそれはそれで故障の危険があるので
まずはLSDペースだったり距離も普段の半分くらいから徐々に慣らして行きましょう
理想としてはそれで身体の機能を高めれば故障が減ります
ランニングエコノミーも上がります
理想的にはそこからレースで高機能なシューズの力も加えてベストタイムを狙うって事
とまぁ私が治療院やランニングクリニックでお話してるネタでした(≧∀≦)