6年前から毎年参加していた、ドバイで毎年開催される中東最大のIT展示会「Gitex」ですが、昨年はコロナ禍のため渡航を断念、今年は既にwithコロナで経済解放に舵を切った状況を自分の目で見るため、また関係が薄くなってしまった各国の業務提携先との関係再構築のため、現時点では外務省から感染症危険レベル3(渡航中止勧告)が出ている中、渡航を決断し現地に一週間滞在してきました。
ドバイについては渡航前にPCR検査の陰性証明があれば、入国時の隔離措置もなく入国当日から自由に動けるということで、まずPCR検査施設を探しましたが、通常の医療施設では対応しておらず、厚労省のTECOTT(海外渡航者新型コロナウィルス検査センター)に施設情報があるとのことで調べてみることに。しかし先ずgBizIDなるアカウントを取得する必要があり、さらに探してみると各国でPCR検査方法や検体に違いがあり、ドバイに入れる証明を出してくれる施設が近隣に無く、電車を乗り継いて検査し、翌日に結果をゲット!
渡航して入国では、既に登録していたSmartGateが今回も有効で、パスポートを出すことなく顔認証ゲートで以前の入国データと紐つけてくれてゲートが開き入国完了。
Gitexでは業務提携している中東の政府関係者やIT業界団体幹部と、その他インドやウクライナのビジネスパートナーとの面談など行い、非常に有意義な打ち合わせを行うことができました。(JETROブースもあり、日系のスタートアップ企業も他国に負けず頑張ってました)
また、10月から3月まで昨年延期されたドバイ万博が開催されているので、こちらも少しだけ視察してきました。(まともに見ようと思うと数日必要な規模ですが、数時間しか時間がなかったので普段お世話になっている国々を中心に視察)
ドバイ万博はワクチンパスポートが無いと会場に入れず、会場内にいる人たち全員が摂取率100%という、「個人の意思・リスクとベネフィット享受のバランス感覚」が日本と異なる環境についても体験することができました。
日本のwithコロナ対策や経済対策と比べて、ドバイはものすごいスピードで制限緩和を進めており、ビジネスを推進したい世界中のビジネス関係者が集まってました。
改めて今回の出張で、他国の政策を肌で感じることができ、多様性について体験することができた貴重な出張でした。