12月から医療従事者先行で3回目のコロナワクチン接種が始まりますね。皆さんは3回目接種される予定ですか。
この間、テレビで「2回目を接種した際、副反応がしんどかったので受けません」とインタビューを受けている若者が言っていました。受ける受けないは個人の自由だと私は思っています。国は何故そこまでワクチン接種を勧めるのか。ワクチンの効果期間に関して記事があったので以下、共有させていただきます。
—————————————
【4カ月で半減】
なぜ、追加接種が必要なのだろうか。それは、ワクチン接種から時間がたつと、免疫力が低下するからだ。デルタ株に対する感染予防効果について、ファイザー社は2回接種から4カ月目には53%まで低下すると報告している。
モデルナ社が2020年7~10月に実施した臨床試験でワクチン接種を受けた人たちは、2020年12月~21年3月に接種を受けた人たちと比較し、21年7~8月の間にコロナに感染するリスクが1.56倍だった。約5カ月で感染予防効果が36%低下したことを示しており、低下率は違えど、効果が薄れるというファイザー社の研究を裏付ける内容だ。
ブースター接種で、どの程度、感染を防げるのだろうか。ファイザー社は2021年8月25日、3回目の追加接種により、感染を防ぐ中和抗体の量や強さを示す「抗体価」が接種前の3.3倍に増加したと報告している。ただ、抗体価は、コロナに対する免疫の一つの側面を反映しているにすぎず、抗体価が上がれば、必ず感染を予防するとは言えない。
【抗体ができる仕組み】
実際の感染予防効果については、いまだ十分な情報がないが、イスラエルからの報告は興味深い。世界で真っ先にブースター接種を始めたイスラエルには、さまざまな経験が蓄積されている。追加接種後10日を経た段階で、60歳以上の感染予防効果は、2回接種だけの人と比較して4倍、重症化を防ぐ効果は5~6倍に上昇したと報告している。だが、この報告については詳細が公開されておらず、今後の情報公開および他国での追試の結果が待たれる。
追加接種の有効性は、医学的には完全に証明されているわけではない。大流行が懸念される今冬を控え、これまでの研究結果を総合的に判断し、多くの国が接種を推奨しているというのが現状だ。では、追加接種の問題点は何だろうか。まず危惧されるのは副反応だ。既に免疫がある状態でワクチンを追加すれば、激しい副反応がでる可能性がある。
この点については、既に米疾病対策センター(CDC)が最初の研究成果を発表している。CDCによれば、米国では2021年9月19日までに221万人が追加接種を受け、このうち2万2191人がCDCのアプリを通じて調査に協力。約7000人(32%)が何らかの副反応を生じ、約6200(28%)が日常生活に支障があったと回答した。
副反応で最も多かったのは接種部位の痛み(71%)。倦怠(けんたい)感(56%)、頭痛(43%)が目立ち、全体としては、2回目接種時の副反応の頻度・重症度と同レベルだった。接種回数を増やすことで副反応が強まるという心配はなさそうだが、血栓症や自己免疫疾患の悪化のような重篤な副反応頻度がどうなるかについては、まだ十分な情報がなく、今後の検証が必要だ。
—————————————
日本のワクチン接種率が7割超えたと以前テレビでやっていましたが、引き続き、皆さんで感染予防対策を行って乗り越えていきたいですね。