一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

明けましておめでとうございます。永田です。

前回は「SS工程開始」について投稿いたしましたが、それから2ヶ月が経過してしまいました。そのため、状況が大きく変わってしまいましたので、これまでの経緯と現在の作業について投稿したいと思います。

携わっているシステム開発プロジェクトについて、あらためまして整理したいと思います。

◆某金融会社 システム再構築(COBOL⇒javaへの再構築、コンバートツールを使用せず人的対応)

◆経緯:2008年プロジェクト発足、2011年、2015年、2017年でプロジェクトが中止となり見直しがされた。

今回4回目の仕切り直しとなり2019年10月に再開、2024年(令和6年)4月のカットオーバーを目指す。

・UI設計:2021年8月完了

・SS設計:2021年11月完了(※現在遅延発生、2022年1月完了予定に変更)

・PG-PT:2022年3月完了予定(※現在遅延発生、3ヶ月間60名増員して期限までの完了を目指す)

・IT1(サブシステム内結合):2022年12月完了予定

・IT2(サブシステム間結合):2023年9月完了予定

・IT3(システム間結合):2024年2月完了予定

⇒上記と並行で2020年以降に現行システムへの変更の取り込み作業を実施する。

≪状況≫

このプロジェクトでも『ウォーターフォール開発』の手法が取り入れられており、上位工程の完了に伴い、次の工程を開始することとなっています。大規模なシステム開発でありがちな話ですが、それぞれの工程に終了期限が設けられており、それぞれ見積もりをしたところ、前の工程が終わる前に作業を開始しないとならないことが分かりました。

現在は「SS工程」「PG-PT」「IT1」の3つが並行で実施されており五月雨で作業を行っています。この方法は管理者はお客様に報告するにあたって非常に都合の良い方法かもしれませんが、実際作業する側にとっては非常に危うい状態と言って過言はないと思います。最も顕著なところは、前工程の品質が良い、悪いにかかわらず次工程が開始されるため、前工程で変更が発生した場合、次工程についても同じように変更しなければなりません。その分工数も倍かかってしまったり、その連携がうまくできていないとさらに品質を低下させてしまいます。

前回投稿時は「SS工程」を担当していましたが、その後「IT1」を開始しないと終了期限まで完了できないことが判明したため、担当作業の変更となりました。ただし、IT1の作業手順が確立されていないため、まずはルール整備をしていかないと作業を進めるのが難しいことが分かりました。現在ルール整備をしつつ、一方で作業を進めないと間に合わないという計画の狭間に置かれ、非常に厳しい状況となっています。

さらに以前も投稿させていただいた在宅勤務が本格化し、今月からは毎日在宅勤務となりました。これまでの仕事のスタイルからは完全に切り替えなくてはならず、相談や雑談といったこともアポや連絡を取って行わなくてはならなくなりました。やはり自分自身が変わらないと何も変えられない時代になってきたのだと思います。

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永田 裕之

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