一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

皆さんは、システムを運用する中で、
最初からこうしてば良かったと思ったことはありますか?

私はつい最近の業務で、DNSサーバの停止影響を確認する機会が
ありました。その中で、構築担当者にDNSの問い合わせログを
確認し、DNS問い合わせが1ヶ月間なければ止めましょうと
伝えようとしていましたが、そもそもログを取得していないと
返答がありました。

私はその時、通常の運用ではDNSログが多くなってディスクを
逼迫する懸念があるが、大部分のシステムが他のDNSサーバへ
移行されている状況であれば、最初から2種類の設定ファイルを
用意して、ログを取得できるような運用にしていれば、
停止しても影響がない事を確認でき、安全に停止できたのにと
指摘したい気持ちになりました。

システムの中でHW・SWの保守切れ等は、7年程度となります。
最初の構築時は費用が出ますが、システムを廃棄する時は
費用をそれほどかけることができません。
だから、構築時に廃棄する時も考慮して準備しておくことが
大事だと考えています。

みずほ銀行などは、銀行合併の時に一方のシステムに寄せる
のではなく、どちらのシステムも残して運用するという選択を
したため、結果的につぎはぎだらけのシステムとなり、
その後はトラブルの連続です。

担当レベルでは、なかなか意思決定で意見が通ることは
少ないですが、日頃から将来の運用・リプレースといった
事も考えてシステム構築を実施すべきだなと改めて思いました。

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庭田 圭

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