実際にテストが返却されてきたら、「よかった!」「悪かった・・・」で終わっていませんか?「結果」を見るだけで終わってしまうと、学習内容の定着や、成績向上には結び付きません。
そこで皆さんに取り組んで頂きたいのが、『テストの見直し・間違い直し』です。理解不十分な単元や弱点を明らかにし、その部分を集中的に復習するからこそ、成績は上がるのです。
では具体的にどのように取り組めばよいのでしょうか。次に示す手順で実行してみましょう。
<STEP1>受験したすべてのテストをファイルにはさむ
「テストが終わると捨ててしまう」という人が多いようですが、これは絶対にやってはいけません。テストの答案には、「何を勉強したらよいか?」のヒントがたくさん隠されています。それを捨ててしまったら、何を勉強したらよいかわからなくなりますよ!なくさないようにファイルに入れておきましょう。
<STEP2>答案が返ってきたら「間違った問題」「わからなかった問題」をチェックしやり直す
見直しでは、「間違えた問題」や「解けなかった問題」がどこなのかを確認しましょう。チェックした問題の中で、「ケアレスミス」により間違えた問題を優先的にやり直し、『自分がどのようにミスをするのか?』をハッキリさせるようにしてみましょう。それ以外の問題については、まずは自分で再度解き直し、どうしても自力で解けない問題については、先生に質問しましょう。
<STEP3>「間違えた原因」「解けなかった原因」を簡単にまとめておく
「なぜ間違えたのか」「なぜ解けなかったのか」の原因をしっかりと振り返りましょう。簡単にまとめておくことで「ミスの種類・原因」や、「自分の得意・不得意」をよりハッキリさせることができます。面倒だと感じるかもしれませんが、ここをきっちりやっておくことが大切です。テスト後の学習の方向性を明らかにすることにつながります。