ここ最近、たまにこんなことを想像する。きっとこの世の中にはパラレルワールドが無数にあって。そんで、それぞれの世界に「俺」がいて。自分が死ぬ間際に全「俺」が集まって話をする。「なあ、お前の人生どうだった?」
一生懸命、働いた俺もいる。それなりにズル賢く生きてきた俺もいる。いろんな挑戦から逃げ続けた俺もいる。そんないろんな俺の話を聞いて、張本人の俺はどう思うだろう?
大学1年生の頃、ずっと好きだった野球に大学生活を注ぎ込むのではなくフラッシュモブ団体を立ち上げることを選択した。2個上の先輩と同期と3人で立ち上げて最初は団体の副代表。そして先輩の引退と同時に代表になった。代表として過ごした日々は数えきれない思い出と自己成長の連続で学生生活を鮮やかに彩ってくれた。
そして団体を引退する時にこう言った。「この団体の代表で本当によかった!みんなありがとう!」心の底からの本音だし、あの経験がなかったら今の自分はないと自信を持って言える。ただ、この発言の裏には「一般部員じゃなくて、代表として活動できてよかった。」という想いも込められている。すごく失礼な言い方だが、本音だ。誰より貴重な経験をしたことに自信を持っていた。
一方で当団体に属していた部員はこう言う。「この団体に入って本当によかった!」「数ある学生団体やサークルの中から最高の選択をした!」と。さらに続く。別のサークルで活動してきた学生はきっとこう言う。「サークルに入っていてよかった!」「コミュニティがゼミだけなんてつまらないもんな〜!」
何が言いたいか。みんな自分の選択を正当化したがる生き物だ。周りを見て羨むことなんてせず、自分の選択こそが最適だった、と。果たしてそれは本当か?その答え合わせこそが、パラレルワールドの自分会議だと思っている。勇気を出して何かに挑戦した自分も目の前に現れる。一方こちらはその選択肢から逃げてしまった自分だ。目の前の自分に対して、きっと羨ましさを感じ後悔するだろう。「自分もこうしておけばよかった…。」比較すべきは他人じゃない。
「一度きりの人生、後悔したくない。」と言うとありきたりな発想かもしれないが、それはどうにもわからない。最後まであれやりたい、これやりたいと思って死んだ方が幸せかもしれない。笑
だからこそ、最後の最後の自分会議で最高のプレゼンをする。俺が一番楽しんだぞ、俺の人生を!とはっきり言えるように。