一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

ITの分野は技術革新が早く、新しい機能が
短期間で追加されていきます。
ITベンダーの営業は、新バージョンから便利な機能が
追加されました等のセールストークを顧客側へ伝えて
製品の有用性を説明するのですが、冷静に考えて
何故そのような機能を追加したのかわからない事が
多々あります。なお、使わない機能であれば問題ないのですが、
新機能のせいで今までの使用方法で使用したら、
動かなくなったりすることもあり、そのような場合は
現場は混乱して最悪です。

名前は伏せますが、先日某データベース製品を
導入しようとした際に、旧バージョンでは導入先の
フォルダを利用者側で指定して製品をインストール
していたのですが、新バージョンになって導入された
新機能によって導入先フォルダがインストーラを
稼働させたフォルダに自動インストールされる仕様と
なったらしく、誤ったフォルダにインストールして
しまうといった事象が発生し、再インストールを
余儀なくされました。

ネットで調べたところ、同じような失敗をしている方が
結構いるみたいで、便利な機能として追加しても、逆に
再インストールをせざるを得なくなってしまい、余計に
手間がかかってしまった等の記事が載っていました。

ITベンダーに伝えたいことは、新機能を追加することは
良いが、それが本当に利用者の為になるかを考えてから
実装してほしいということです。何なら、ITベンダー側の
上層部で実装要否を決めるのではなく、利用者へ事前に
アンケートを取ってから実施要否を決めてほしいです。

現在のIT製品の多くは海外製品なので、利用者の立場に
立っていないように思える部分があるので、逆に日本企業が
その辺りを追求した製品を開発すれば、IT分野で日本が
優位に立つ可能性もあるのではないかと思います。

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庭田 圭

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