花粉症の時期でもないのに特に発熱もなく、くしゃみや鼻水が止まらなくなる。
この時期にこんな症状が出た方は、もしかしたら寒暖差アレルギーかもしれません。
ちなみに寒暖差アレルギーというのは通称で、医学的には「血管運動性鼻炎」と呼ばれるもの。
気温差が大きい時期に起こりやすいので、ちょうど今頃の季節の変わり目によく起こります。
私達の身体には自律神経(交感神経と副交感神経)があり、それぞれ血管を収縮させたり拡張させたりする働きをします。
しかし気温差が大きいと自律神経が乱れ、血管の拡張と収縮の調整が上手くいかなくなります。それが鼻の粘膜の血管で起こると、くしゃみや鼻水の原因になるのです。
そして寒暖差アレルギーが起こりやすくなる気温差の目安は7度以上。
身体が感じる気温差を調整することで予防しましょう。
寒い屋外に出る時は温かい衣服を羽織り、特に首まわりや手首・足首はマフラーや手袋や靴下でしっかりガードしてください。
また、マスクも外気が鼻や喉に直接触れるのを防いでくれるので大変有効です。