義歯の製作について一連の製作方法ですが、まず初めに歯科医院から預かった型に石膏を注入する。次に咬合床という、口の中の高さを測るための基礎になるものを作る。口の中を再現するために、咬合器という装置に付ける。部分的な義歯であったら、残存する歯に維持装置を作る。その後に、人工歯の排列があり、左右の平衡を気にしながら並べる。それから歯肉形成で厚み、凹凸をワックスで作製して、石膏による埋没という、2段階に分けて石膏を流し入れ固める。固まったら、熱を加えてワックス部分を溶かし除去する。熱が冷めたら、重合となる。重合とは、樹脂で固めたものをワックスが溶けた部分に注入する。最後は、石膏を割って、義歯を掘り出し再度、高さの確認をして、研磨で終了となる。簡単に説明したが、時間がないとか、値段が安いとかで、患者さんを傷つけるような義歯を作らない事が、歯科技工士の向上に繋がると思う。