皆様、こんにちは。いかがお過ごしですか。
寒さがいっそう身に沁みる2月、インフルも流行っております。
しょうがやネギなどの食べ物や入浴などで体の芯から温めるよう心掛けて、風邪などひかないようお気をつけてお過ごしくださいね。
さて、2月20日が“歌舞伎の日”というのはご存知ですか?
約400年前の、1607年2月20日に出雲阿国(いずものおくに)という女性が江戸城で将軍徳川家康や諸国の大名たちに、初めて歌舞伎踊りを披露したことに由来するといわれています。
「かぶき」という言葉の由来は、「傾く」(かたむく)の古語にあたる「傾く」(かぶく)から由来しているそうです。
歌舞伎は、17世紀初頭に大坂で生まれたといわれ、その起源は、京都の花見遊郭の興行から派生したものといわれています。歌舞伎といえば、やはりあの独特なメイクが気になりますよね。
白塗りに赤などの線を入れた「隈取り」と呼ばれるものです。
初代市川團十郎が初めて隈取りを行ったといいます。顔の血管や筋をオーバーに表現することで、観客にもわかりやすくしたのです。
さらに、隈取りは色によっても意味が異なるそうで、
●「赤」…赤は正義を表し、荒事の主人公によく使われます。感情があらわになっている状況です。
●「青」…藍色ともいわれ、悪役を表します。「血も涙もない」というように、極悪人には赤ではなく青い血が流れているというのが由来です。
●「茶」…妖怪を表します。人間ではない不気味な存在のもの表すそうです。
隈取りひとつを見ても、歌舞伎のストーリーが少し読み解けて面白いですね。
初心者にも気軽に楽しめるよう、舞台を解説してくれる音声ガイドなどの工夫もされているので、一度見に行かれたらどうでしょうか?