今回からは、節税対策についてお話していきたいと思います。
個人事業主の節税対策というと、大きく2つの控除があります。
1.経費による控除
2.所得控除
1の経費による控除から順にお話していきます。
まずは節税を考える前に、業務上必要であった費用は必要経費として、しっかりと計上しましょう。
私はソフトウェア開発業務を受注しています。ソフトウェア開発等の仕事をしていると、いわゆる飲食・小売等で発生する原価というものはありません。さらに、ソフトウェア開発に必要となる環境も顧客の環境を利用するため、業務に必要となるのは自分の頭と手と口がほとんです。よって、計上できる経費って意外と少ないです。ただ、少ないからこそ、必要なものはこつこつと経費として計上して積み上げることをお勧めします。
売上金額に対する経費の比率は低いですが、数十円の費用であっても、こつこつと積み上げることで節税対策となります。面倒がらずに計上しましょう。
私の仕事上で発生する経費の仕訳としては、概ね以下の科目におさまります。
①旅費交通費
②通信費
③消耗品費
④支払手数料
⑤租税公課
⑥接待交際費
⑦水道光熱費
⑧地代家賃
⑨保険料
次回からは上記科目について具体的に計上している経費についてお話していきたいと思います。