パン(pão)、コップ(copo)、ボタン(botão)などのポルトガル語由来の日本語はよく知られていますが、逆に日本語が由来のポルトガル語はあまり聞かないので、面白い例をまとめてみました。まず意外だったのが、大豆を意味する「soja」(ソージャ)です。発音は少し異なりますが、語源は日本語の「醤油」だと言われています。次に「biombo」(ビオンボ)ですが、こちらは発音が近い「屏風」から来ています。続いて、同じパターンの「tatâmi」(タターミ)は、言うまでもなく「畳」が由来です。このように、日本で通常使われるヘボン式ローマ字表記ではなく、ポルトガル語で使われるラテン文字のスペルで「missô」(ミソー)や「saquê」(サケー)、「caratê」(カラテー)、「Tóquio」(トーキオ)、「Quioto」(キオート)などの日本語からの借用語もあります。