一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 体が資本⑨

こんにちは!

今回は前回に引き続き免疫についてのコラムで、自己免疫疾患にフォーカスして書いていきます。

アトピー、アレルギー、花粉症、膠原病、Ⅰ型糖尿病などは自己免疫疾患なのですが、自己免疫疾患は免疫系が体内の正常な組織や細胞を異物や病原体と誤認識して攻撃する疾患です。これにより、炎症や組織の損傷が引き起こされます。自己免疫疾患の原因は複雑で、以下のいくつかの要因が関与しています。

  1. 遺伝子:遺伝子的要因が自己免疫疾患の発症に影響を与えることが知られていて、特定の遺伝子の変異や関連遺伝子の組み合わせが自己免疫疾患のリスクを高める可能性があります。
  2. 環境要因:環境要因も自己免疫疾患の発症に関連しています。感染症、ストレス、食事、喫煙、化学物質などが免疫系の過剰反応を引き起こし、自己免疫反応を誘発する可能性があります。
  3. 自己免疫システムの異常:免疫系の調節機構が正常に機能せず、免疫細胞や免疫分子が誤って正常な組織を攻撃することが自己免疫疾患の原因となります。
  4. 先天性因子と環境因子の相互作用:遺伝的な傾向と環境要因が相互に作用し、自己免疫疾患のリスクを高めることがあります。特定の遺伝的素因が環境要因によってトリガーされることが考えられます。

日ごろから生活習慣に気を付け、予防医学的に回避する方法として、

  1. 食事療法:炎症を抑える抗炎症食や、オメガ3脂肪酸を多く含む食品の摂取。
  2. 十分な睡眠:質の良い睡眠は免疫系の機能を支援する。
  3. ストレス管理:瞑想やヨガなどのリラックス法の実践
  4. 運動:適度な運動は免疫機能を調整し、炎症を減少させる可能性がある。
  5. サプリメント:ビタミンD、プロバイオティクスなどが有効な場合がある。
  6. ハーブ療法:一部のハーブには抗炎症作用があるとされる。

すでに自己免疫疾患があり、治療中の場合は、これらの方法を試す前に必ず医師に相談することが重要です。一部のサプリメントやハーブは既存の治療薬と相互作用を起こす可能性があるためです。

最近の研究では、免疫療法や免疫チェックポイント阻害剤などの革新的な治療法が免疫関連疾患やがん治療において重要な役割を果たしています。免疫療法は免疫系の機能を活性化または抑制することで疾患を治療する方法であり、将来的にはさらなる発展が期待されています。

 

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岡安 正幸

さいたま市でフランス式アロマ&クリーニングのハイブリッド店を経営。コロナで副業を考えた時に、人・金・時間・場所・経験不要で健康に寄与するフランス式アロマ事業を始めました。異色の組み合せと思われがちですが、事業の相乗効果があり、お客様にも大変好評です。コロナ禍で店舗経営にお困りの方(特にクリーニング店)はノウハウをシェアしますので、“クリーニング彩”でググって連絡下さい。

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