こんにちは。
川崎市多摩区の行政書士ＳＡＩ法務事務所です。
行政書士として活動していると日々色んな方とお会いします。そして毎回のように「行政書士さんってどんなお仕事をしているんですか？」と質問されます。実は、こういった質問に対して行政書士でも具体的な返答ができない方は多いです。「許認可の専門家です」「相続や官公庁の手続きの専門家です」などとお答えする方が多いのですが、一部の許認可は社労士さんなど他の士業の専門分野になるし、相続は弁護士・司法書士など他の士業も専門としており、官公庁の手続きというとほぼ全ての士業が何らかの官公庁での手続きを専門としています。
税理士法では税理士の専門分野として「税務に関する業務」、司法書士法では司法書士の専門分野として「登記に関する業務」などはっきりした独占業務が明記されているのに対し、行政書士法では「官公署に提出する書類の作成、権利義務に関する書類の作成、ただし他の法令を侵さない範囲・・・」というような非常に曖昧な記載がされています。
では行政書士は何の専門家なのか？
言うなれば他の専門家が独占業務としていない手続きや書類の作成はすべて行政書士業務ということになります。つまり手続き等で困ったときに税理士さんでも司法書士さんでも社労士さんでもない・・・誰に相談すれば良いのか？という場合は、取り敢えず行政書士に相談すれば良いということになります。
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