一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

より良い状態で維持された森林生態系は、山地や水辺の自然災害を防ぐ働きをします。

樹木のからだ自体が雨、風雪に働きかけたり、森林の土壌が表土や水の流れをコントロールするなど、地上部分、地下部分が一体となって機能するのが特色です。

 山崩れには表層崩壊、深層崩壊があります。

表層崩壊は基岩の上の土壌層が崩れるもの

深層崩壊は基岩層もろとも弱い地質から一気に崩れるものがあります。森林が防止効果を発揮するには表層破壊についてです。

 根の重量は、樹木重量の約3分の1と言われるほど地中で発達します。この根が表層崩壊の防止に直接関係してます。

 土壌中に広く、深く伸びた根は、基岩層の亀裂にまでに入り込みます。雨が降って地中に水がしみ込むと土壌が重くなり、傾斜が急な場所ほど、土壌層と基岩層の境界で滑りにくくなります。このとき根が基岩層まで達している森林は、根が滑り面をしっかり固定しているのでので、崩壊が起こりにくくなるります。

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松 伸之

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