「サルコペニア」と「フレイル」を知っていますか。
サルコペニアとは、筋力や身体能力が低下した状態のこと。
そしてフレイルは、加齢に伴い身体能力や様々な機能が衰えた「虚弱状態」のこと。
この2つは似ているようですが、筋肉や身体能力に限定されるサルコペニアに対し、身体能力を含め精神面や活動量の低下なども含むフレイルは似て非なる物です。
具体的に言えば、歩ける距離が短くなったり歩く速度が遅くなったり、ペットボトルの蓋が開けられなくなったらサルコペニアの疑いあり。
そこに追加して、体重が減少したり出かけるのが億劫になったり、疲れやすくなったらフレイルを疑う必要があります。
どちらも主な原因は加齢や栄養不足。
加齢で筋力が衰えてから、次の段階でやる気や活動量まで衰えて全体的に虚弱状態になっていきます。
フレイルは介護状態の手前ともいえるので、サルコペニアの段階で止めるか予防が大切。
特に夏の暑さのため外出を控えていた2~3ヶ月で著しく筋力が衰えた方が多いです。
積極的にタンパク質を摂取し、適度な運動習慣を持つことを意識してください。