朝を迎えて血液を検査したところ、白血球は基準値(~9000)の3倍(27000)に達し、痛みもかなり残っていたため、先生は虫垂がもう破れていたと判断し、午後の手術を決定した。
人生初の手術、しかも全身麻酔。病棟からオペ室へ自分で歩き、緊張して少し汗をかかせてしまった。
オペ室は空調が効いていて少し寒かったが、手術台は暖かかった。麻酔のマスクをつけられ、普通に呼吸してと言われた。何度か呼吸をしたところで意識が途絶えた。
「…さん、…さん、手術がおわりましたよ」と深い眠りから看護師さんの声を聞こえて、意識が戻りました。
が、のどに手術用の呼吸チューブに入れられて、少し呼吸困難でつらかった。麻酔がまだ効いていて声を出せなくて、一生懸命頭を左右に振っていて、看護師さんが気付いてくれてチューブを抜いてくれた。
術後まだ熱が40度まで上がっていて、寒気がはしって体が震えてしばらく止まらなかった。しかも麻酔が消えるまで3時間ほど水が飲めなくてしんどかった。
1日目と2日目は傷口が結構痛かったが、3日以降は痛み止めがなくても耐えられた。
私の場合、手術前の2日間は何も食べていなくて、術後もおならが出るまで食べちゃいけなかったので、実際に丸々4日間何も食べなかった。禁食のせいで3日目の夜、胃が耐えられなく、胃酸が何度も食道に押し上げられて、気持ちが悪くて夜中まで眠れなかった。
1週間後に無事に退院して、初めての入院生活が終わった。
先生や看護師の方々、ありがとうございました!