こんにちは、あすとらむの藤本です。いよいよ8月、まさに夏本番!照りつける日差しと高い湿度にぐったりしてしまいそうですが、こまめな水分補給や活動の時間帯を朝や夕方など涼しい時間に移行するなど、うまく乗り切っていきましょう。
さて、夏といえばやはり「花火」ではないでしょうか。空に打ち上がる大輪の光はもちろん、手持ち花火のパチパチという音も、どこか懐かしく感じる風物詩です。ところで皆さん、「線香花火」は関西と関東で違うってご存じですか?関西では藁の先に火薬がついた「スボ手牡丹」と呼ばれる線香花火が主流ですが、関東では紙製のこよりの先に火薬がついた「長手牡丹」が主流です。火花の形や火の玉の持ち具合が違い、それぞれに風情があるのがまた面白いところ。とはいえ、海外製の安い「長手牡丹」に圧されて今は関西でも「スボ手牡丹」は少なくなったそうです。
また、世界でも日本の花火技術はトップクラスといわれており、色の鮮やかさや形の繊細さには外国人観光客も驚くほどです。特に日本の花火は“音”にもこだわっていて、ドーンと響く音に合わせて胸まで震えるような臨場感が味わえるのも魅力の一つですね。また、花火には「割物(わりもの)」と「ポカ物(ぽかもの)」という種類があるのをご存じですか?「割物」は丸く開く菊や牡丹のような定番の大玉、「ポカ物」は開いたときにハートやスマイルなどの形を見せるユニークな花火のこと。最近はキャラクター型や文字型も登場していて、技術の進化を感じます。有名な大規模花火大会も良いですが、地元の小さな花火大会や手持ち花火もまた味わい深いものです。日中の暑さを避けて、夏の思い出づくりに花火を楽しんでみてはいかがでしょうか?