今回からは、新規一転にて、クライアント(Webブラウザ)関連のお話を投稿いたします。
これまでは、Webアプリを作る際に、クライアントサイドも同梱して作成していましたが、最近はサーバサイドとクライアントサイドが完全に分かれている仕様が多い様に感じています。
クライアントサイドと言えば代表的なHTMLなのですが、HTML(Hyper Text Markup Language)は基本静的な文書専門となりますね。色々と仕様は改訂されていますが、基本静的表現となります。昨今のWebページでは、静的より動的なサイトが好まれています。これを実現したのは、JavaScriptというブラウザ内で動作する言語です。
JavaScriptは、その名の通りスクリプトなので、言語といっても中身はテキストそのものです。HTML内でも記述でき、非常に使い勝手が良かったので、色々と発展してきました。
初期の頃は、HTMLに直接書くことが主流でしたが、ブラウザ戦争が勃発。各社独自仕様のブラウザをリリースし始めました。当時は規格なんてものはなく、シェア一番がディファクトとされており、サイト構築は非常に難しかったのです。とくにMicrosoft社のInternet Exprolerが大敵でした。他のブラウザは協調しかけていたのですが、IEだけは独自路線で走っていたため、挙動が統一できないという問題が深刻でした。数年前、Microsoft社はブラウザ、正確には内部エンジンを自社開発ではなく、Google社謹製のChromeペースに変えてきました。これが、現在のEdgeブラウザです。このおかげもあり、JavaScriptの規格化も進み現在では、利用しやすくなっています。
ただ、利用しやすいといっても、JavaScriptなので、普通のアプリケーションの様に簡単に扱えるといった状態ではありません。前提にHTMLベースの下に位置するため、両方の言語を扱う必要が出てきました。
今回は、この辺で。次回はJavaScript関連を投稿する予定です。