一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

ゴルフをされている方の多くが「飛距離が伸びない」「スイングが安定しない」といった悩みをお持ちです。実はその原因の一つに胸椎(背中の真ん中あたりの背骨)の動きが大きく関係しています。

胸椎は全部で12個の骨から構成され、肋骨とつながって胸郭を形作っています。この部分は「回旋(ひねり)」の動きを得意としており、ゴルフのスイングにおけるテイクバックやフォロースルーで重要な役割を果たします。もし胸椎の動きが硬くなると、腰や肩に余計な負担がかかり、フォームが崩れやすくなってしまいます。

例えば、胸椎がスムーズに回らないと、上半身全体の回旋量が不足し、テイクバックが浅くなります。その結果、クラブを振る際に腕や手首だけで調整するようになり、ボールが安定しない・飛距離が出にくいといった影響が出てきます。さらに、腰や首に代償動作が入ることで腰痛や肩こりを引き起こすことも少なくありません。

逆に胸椎がしっかり動く状態だと、背骨全体でスイングを支えることができ、軸の安定や再現性が高まります。自然とスイングアークも大きくなり、ボールに効率よく力を伝えられるため、飛距離アップや方向性の改善につながります。

当院では、整体によって胸椎を中心とした背骨の柔軟性や可動域を整える施術を行っています。特にデスクワークで猫背になりがちな方や、肩や腰に違和感を抱えながらゴルフをしている方は、胸椎の動きが制限されているケースが多く見られます。施術によって背中の緊張を緩め、胸郭を広げることで呼吸も深くなり、全身のバランスが整いやすくなります。

ゴルフのパフォーマンス向上を目指す方はもちろん、慢性的な肩こり・腰痛を改善したい方にとっても胸椎の動きは大切なポイントです。スイング練習だけでなく、身体そのものを整えることが、長くゴルフを楽しむ秘訣といえるでしょう。

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寺口

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