「無理をしないでね」とは良く言ってくださる方々がいます。
仕事量が自分のキャパを超えているときだったり、急ぎの案件が何件も重複しているときだったり、お客様や家族、知人・友人にそのように声を掛けていただくことは多々あります。
★
しかしながら、果たして自分が“無理をしている”と自身で気づくためにはどうしたらいいでしょうか?
いまのいままで、「あ、自分はいま無理をしているな」と感じたことはなく、たいていは身体を壊して体調不良になってから初めて気づくということがほとんどです。
身体を壊してはじめて自分が無理を続けていたことを知るのです。
★
40代後半になって、その“無理”のしきい値というか限界が下がってきているように感じます。体力・スタミナの減少でしょうか? 20代・30代のときの“無理”のレベルよりもかなり下回っている感じです。
★
先日、ついにウイルス性肺炎で倒れました。風邪をこじらせたというのではなく、麻雀で言えば一発ツモのような感じで、体調悪化→即肺炎、のような感じでした。容態は良くなく、街の小さな病院の設備では細かく診断することが適わず、かなり大きい病院に紹介状を持たせられて移管してもらったくらいです。(ちなみに入院を勧められました。仕事が忙しいので断りましたけど。)
なぜにイキナリ即肺炎などに罹患するのか・・・。だいたい仕事が忙しく、外に出ていないので、肺炎のウイルスにどこで感染したのかもよく分かりません。
★
お医者が言うには、多忙のために自律神経がおかしくなって、免疫力がかなり下がっている状態ではないかとのことでした。
たしかに振り返れば2ヶ月近く休みもなく、ストレス解消もせず、朝も夜中も関係なくデスクにかじりついていました。
★
こういうとき、人間は「交感神経」がよく働き、呼吸は浅めで集中力が高まっているらしいです。
かたや、リラックスしているとき、人は「副交換神経」がよく働き、呼吸が深くなり気が休まる状態だといいます。仕事から離れている状態ですね。
そしてこの「交感神経」と「副交換神経」の切り替えが順調に行っていないと、どうやら免疫力が下がるらしく、さまざまな病気のリクスを高めるのです。ず〜っと仕事モードの神経では身体がオカシクなるよ、っていうことらしいんです。つまり、たいしてリラックスの時間を取らず、ずっと気が張り詰めたような日々を過ごしていたから少しのことで肉体がウイルスに負け、肺炎になった、と。
★
仕事が忙しいのはいいことですが、きちっとメリハリを付けて身体を休めたり、気分転換をしたり、栄養の考えられた食事をしないと、結果免疫力を低下させてしまうんですね。
いままではガムシャラに働いて、集中して、仕事モードに全力投球するような日常でした。20代・30代はそれでも平気でしたが、歳を重ねると無理が効かなくなっていたんですね。
肉体や精神をよきタイミングで休ませないと、たいへんなことになっちゃいます。
★
たいへん勉強になりました9月でした。
もう歳なので、気持ちに余裕をもって、あまり根を詰めずに仕事と向き合わないとダメみたいです。少しさびしいですね・・・無茶に集約的に労働するのがわりと得意技だっただけに。
★
明日の作業でいいものは明日に回す、まだやれるんだというように作業にガツガツしない、、、のような能動的怠惰な作業スケジュールを組むことを学ばなければいけません。・・・できるかなぁ・・w