一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 第1部:日本の所得層別趣味・消費動向(1)

第1部:日本の所得層別趣味・消費動向

1.1 マス層・一般層の趣味:身近な娯楽とデジタル消費の浸透 🎮📱

総務省の家計調査によると、日本の一般世帯における1ヶ月あたりの教養娯楽費の平均額は
23,517円です1
この支出項目には、以下のようなものが含まれます。

  • 教養娯楽用耐久財(PC、テレビなど)
  • 教養娯楽サービス(旅行、月謝)
  • 教養娯楽用品(スポーツ用品、ペット用品)

ヒューネル社の調査結果では、日本の一般層における男女別の人気趣味が示されています。

男女別 人気の趣味ランキング 👨👩

男性

  1. ゲーム
  2. 映画鑑賞
  3. お酒・グルメ

女性

  1. ゲーム
  2. 読書

男女ともにゲームがトップとなっている背景には、幼少期からゲーム機やスマートフォンに慣れ親しんだ世代が中心であること、そしてゲームが一人でも複数人でも楽しめる“手軽さ”がある点が挙げられます2。これは、経済的な制約や多忙な生活の中で、自宅で完結する娯楽を楽しむ「デジタル・コクーニング」の浸透を示唆しています。

年代別の趣味・娯楽への支出傾向 🧑‍💼🧓

年代別にみると、趣味への支出は20代が全体の51.7%を占めており、最も高い割合です3。これはZ世代を中心とした若者の、自己投資や「推し活」といった集中消費の傾向を反映していると考えられます4

一方で、趣味・娯楽費の平均額は世帯主が40代でピークを迎え、その後は減少します1。この時期は子育て世代であり、政府の調査でも30代〜40代の幸福感の源として「家族団らん」が挙げられていることから5、個人の趣味よりも家族旅行やレジャーといった家族単位の娯楽にシフトしていると考えられます。

また50代以降の減少は、子どもの独立による支出構造の変化が背景にあると推察されます。

表1:日本の世帯年収別 娯楽費の平均額(1ヶ月あたり)💴

💰

年収帯 娯楽費の平均額
183万円未満 1万533円
183万円〜245万円 1万4456円
245万円〜306万円 1万6464円
306万円〜364万円 1万8763円
364万円〜432万円 2万150円
432万円〜519万円 2万2791円
519万円〜621万円 2万5556円
621万円〜760万円 2万7607円
760万円〜975万円 3万3115円
975万円以上 4万5736円

出典:2022年 家計調査(家計収支編)|総務省統計局1 を基に作成

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