終身雇用(死語?)や雇用保険のない個人事業主にとって、自分で資産形成するのは必須といえます。
前回の記事では、
の積立投資で2,000万円の資産が作れることをお話しました。
毎月5万円や投資期間20年間は個人の努力や環境によってどうにかなるんですが、問題は「年利5%」という部分です。
どうすれば、年利5%を達成できるのでしょうか?
現在の証券市場の取引高の大半は機関投資家によるものです。
機関投資家はプロ集団ですから、ほとんどのアマチュア投資家よりも優れています。
自分でどの株式を買っていつ売るのか?を判断する個別株式の投資は、かなり勝算が低いといえます。
もちろん、プロに負けないくらい勉強して経験を積めば、個別株式でも利益が出せるようになるはずですが、問題は費用対効果です。
お仕事や家事育児で忙しい方にとって、短期間でプロに匹敵する知識と経験をゲットするのはほぼ不可能です(時間をかければ可能ですが)。
こういう意味で、これから積立投資を始める場合は、個別に株式を売買するのではなく、投資信託をつかうのがベストといえます。
では、どの投資信託を買えばよいのか?
投資信託には大きく2つあります。
の2つです。
アクティブファンドは、プロのファンドマネージャーが銘柄選択や売買時期の判断を行い、市場平均よりも高いリターンを狙う投資信託のことです。
ファンドマネージャーの人件費や調査費のため、手数料が高めになります。
一方のインデックスファンドは、日経平均やTOPIX・S&P500などの株価指数に連動するリターンを目指す投資信託です。
たとえば、日経平均を構成する225銘柄を時価総額の比率で保有し続ければ、その投資信託の利益(損失)は日経平均の動きと当然連動します。
インデックスファンドがやっているのはこういう投資です。その時々で特別な判断は不要なので、人件費や調査費がおさえられ、その分だけ手数料が安くなります。
では、どちらの方が有利なのでしょうか?
直感的には、多少手数料が高くてもプロのファンドマネージャーが運用してくれるアクティブファンドのほうが儲かりそうに思えます。
でも実際は、そうともいえないです。
アクティブファンドとインデックスファンドの比較は、次の記事で取り上げます。