ナマステ! Takuです。
ビジネスの会議で文書や資料がなく、発言だけで議論が進行し、結論が出ない状態を「空中戦」と呼びます。
以下のような状況は空中戦に陥っている典型例です。
## 空中戦の特徴
– 資料やデータに基づかない発言の応酬
参加者が根拠や具体的なデータを示さず、意見や理論だけを述べ合う。
– 結論や具体策が出ない
抽象的な議論に終始し、実行可能な具体的な方向性や結論に至らない。
– 非効率な議論
実態や現場の課題に即していないため、生産的な成果が得られない。
## 空中戦の問題点
人間の認知特性は大きく3タイプに分けられます。
– 視覚優位:目で見た情報を処理するのが得意
– 言語優位:読んだ情報を処理するのが得意
– 聴覚優位:耳で聞いた情報を処理するのが得意
空中戦では聴覚優位タイプ以外の人が情報を処理しきれず、議論についていけなくなるリスクがあります。
発言者は一生懸命に自分の考えを話していても、音声は時間とともに消えてしまうため、論理的な矛盾に気づかずに話し続けてしまうことがあります。
結果的に聞き手も何がおかしいのかを指摘できず、無駄な時間を過ごしてしまうことになりがちです。
## 空中戦を防ぐ方法
空中戦を防ぐには、「書いてから話す」ことが効果的です。
特に、MiroやMuralなどのオンラインホワイトボードを活用すれば、複数人が同時に書き込め、付箋を矢印でつないだり並べ替えたりできます。
これにより、視覚優位・言語優位タイプの参加者も理解しやすくなります。
### 実践のポイント
1. 考えを付箋や図に書く
2. 書いた内容をもとに説明する
3. 指摘やコメントも付箋に書く
聞き手も、気づいた点や疑問を付箋に書き出して共有することで、議論の質がさらに高まります。
これにより、全員が視覚的に意見を整理でき、効率的なコミュニケーションが実現します。
空中戦でお困りの方は、ぜひ試してみてください。
私たち自身と、ご家族や親しい方々、そして世界中の全ての方々に平安を。
OM, Shanti, Shanti, Shanti