一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

こんにちわ、多田です。

 

今回はシステムリプレイスにおける、新システムへの移行前に実施する新旧システムの並行稼動の目標について共有いたします。

今現在私が参画しているプロジェクトを参考に記事を記載いたしますので、もしあなたが今後並行稼動のマネジメントに携わるときはご参考に下さい。

 

全体として、まず大きく2つの目標があり、それらを期限までに達成することを並行稼動期間中に追いかけるようなイメージになります。

一つ目は、クロスチェック(XC)一致率

新旧システムのアウトプットが一致していないと新システムへの移行ができないので、日々アウトプットのクロスチェックを行い一致しない場合は課題をつぶしてクロスチェック一致率を上げていくことが必要。切り替え直前には目指すは100%一致ですが、99.999%程度は一致していないといけないかと思います。

そもそも新旧システムの仕様差異がある場合はホワイトリストとしてクロスチェック対象から除外します。

 

二つ目は、切替判定条件

クロスチェック一致率以外にも切替時には多くの準備が整っていることが切替の条件となります。

例えば、保守/運用体制が整っているか、ジョブのスケジュール登録が完了しているか、監視ツールが利用できる状態かなどなど。。

並行稼動開始時にすべてがそろっている状態はかなり珍しいので段階的に準備していけるようなマイルストーンを設定しておくことが必要です。

です。

 

仮に並行稼動が6か月間だとすると

初期1~2か月はとにかくジョブを動かして課題を解決する&最終的な切替条件を決める期間

3か月目は本格並行稼動のプレ実施&残課題の対応期間

4~6か月は商用運用後を想定した並行稼動

というような形でスケジュールを区切って進める方が進捗も管理しやすいです。

この辺はプロジェクトの予算や期間によって大きく異なるので各々が参画しているプロジェクトにカスタマイズして頂けるとよいかと!

 

あなたのプロジェクトがうまくいくことを願っております!!

本日はここまで(^_-)-☆

この記事をシェアする

  • Twitterでシェア
  • Facebookでシェア
  • LINEでシェア