一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 自律神経について

今回は、よく耳にする『自律神経』について、まとめてみたいと思います。

自律神経って身体の中でどんな役割があるのかを調べてみました。

まずは、神経について。

《神経の役割》中枢神経と末梢神経

神経には、脳と脊髄からなる全身に指令を送る中心的な働きの「中枢神経」と、身体の各部分に網の目のように、張り巡らされた細かいネットワークとして働く、「末梢神経」があります。

中枢神経はとても重要なので、硬い頭蓋骨と脊柱(背骨)に守られています。

末梢神経は背骨の両脇から全身に向かって伸びています。

1.皮膚や内臓など身体の様々な場所からの情報を脳に送る。➡末梢神経系の役割。

2.送られてきた情報を分析・整理・判断して、適切な決定を下す司令塔。➡中枢神経系の役割。

3.2での決定を末梢に伝える。➡末梢神経系の役割。

例えば、

サウナに入って末梢からの体温が上がった情報➡末梢神経➡中枢神経➡脳

脳からの指令➡中枢神経➡末梢神経➡汗をかいて体温を下げる

というシステムですね。

「末梢神経」はこういった環境の変化に瞬時に対応して、身体の環境を整えてくれています。

この「末梢神経」は「運動神経」と「自律神経」に分かれています。

「運動神経」は主に、筋肉に働きかけて身体の動きをコントロールし、

「自律神経」は主に、意思とは無関係に生理現象をコントロールしています。

そう、つまり「自律神経」は自分の意志ではコントロールしていないのです!

《自律神経の働き》

重要な部分は脳の視床下部にあり、内臓の働きや代謝(呼吸・心拍・血液循環・消化吸収・体温調節)など、生きるために必要な生理現象を無意識下で、自動的にコントロールし、身体のほぼすべての器官が、「自律神経」の関与を受けています。

「自律神経」はさらに「交感神経と副交感神経」に細分化され、

「交感神経」には心と体を緊張させて、興奮状態に導く役割があり、主に日中の活動時に優位になります。

「副交感神経」には興奮を鎮めて、リラックス状態に導く役割があり、主に夜に優位になります。

「交感神経」と「副交感神経」には優劣はなく、どちらかが優位になれば、もう一方は抑制され、双方がシーソーのように、バランスよく機能している状態が望ましいとされています。

双方のバランスは人それぞれですが、状況に合わせたコントロールが、うまくできなくなってしまった生理現象の乱れが、自律神経を疲れさせてしまい、自律神経の乱れとなり、原因のよくわからない「不定愁訴」や「自律神経失調症」となって、知らないうちに身体の不調として現れてきてしまうのです。

《自律神経が乱れてしまう原因》

①ストレス

②季節の変わり目の変化

③不規則な生活

④偏った食生活

⑤病気によるもの

⑥ホルモンバランスの変化によるもの

などがあげられます。

現代社会は、ストレスが原因で身体が常に緊張状態になっていて、「交感神経」が優位になったままになってしまい、なかなか「副交感神経」が上がってこられなくて、バランスを崩しがちです。

副交感神経への切り替えがスムーズにできるように、心がけていきたいですね。

《副交感神経を高める方法》

①深呼吸

②水を飲む

③朝に日光を浴びる

④入浴(からだを温める)

⑤適度な運動(散歩・ストレッチ・ヨガなど)

⑥適度な睡眠

⑦笑い

⑧食事をゆっくりとる

⑨自然の中に身を置く

そのほか、趣味を持ったり、ペットを飼ったり、アロマを嗅いだりと、のんびりとした生活や時間を心掛けるといいようです。

副交感神経が優位になると、免疫力もアップしますから、いろいろ試して、自分に合ったものを探せるといいですね!

私のおすすめは、①の深呼吸です。お金がかからず、いつでもどこでも、手軽にできて、効果も期待できます。深呼吸の方法はいろいろですが、私のオススメを紹介しますね。肩の力を抜いて、おへその下に空気を入れるようないわゆる腹式呼吸で、5秒かけて鼻からしっかり吸って、2倍の10秒以上をかけて、口を尖らせるように、フゥ~~ッと吐ききる(この時下腹部をへこませて横隔膜を上に持ち上げるように)。吐ききると自然にまた空気が入ってきます。これを朝晩10回ずつ繰り返してみて下さい。呼吸に集中すると、けっこう無心になれるし、歯磨きの時についでにできたりしますから、ぜひお試し下さいね!

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太田

茨城県でパワーマグネット を使った整体をしています。

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