一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

LECTEURパートナーの荒川と申します。

 

ファンになるのはどのような人なのか?

自分ごとで考えてみた。

 

例えばベルトを探しに六本木の某セレクトショップに訪問したとしよう。

 

来店してベルト売り場はどこか探している途中、

そうそうにスタッフが歩み寄ってくる。

 

 

スタッフ:「何かお探しですか?」

 

私:「ベルトを探してます」

 

 

みなさまならこの後どのようなお声がけをするだろうか?

 

この後のお声がけによって、実は売れる販売員とそうでない販売員は分かれてくると思う。

 

 

答えは出ましたか?

 

 

大抵の販売員は「ベルト売り場はコチラです。ご案内します。コチラはどこどこのブランドでステッチの細かい仕事が特徴的で人気です。」などと答える。

 

 

私が考える売れる販売員とは

 

「なぜベルトをお探しですか?」

 

こう聞き返すことだ。

 

お客様がベルトを探している理由としてはいくつもある

例えば

・ベルトの寿命を迎えて取り急ぎ用意したい

・最近茶色の靴を買って、持っていないので同じ色のベルトを探している

・スーツに合わせるベルトしか持っていないので、ジャケパンに合うメッシュベルトが欲しい

・より良いベルトはないかなぁ〜と探しにきた

・実はプレゼントで会社の後輩にプレゼントとして検討している

などなど

 

お客様の状況は多種多様

 

私であれば、ご自身用であればもしかしたらベルトを販売しないかもしれない。

 

近年では、サイドアジャスター付きのスラックスも増え、ベルトの着脱がいらないスラックスも出ているからだ。

 

もし、ちょうどスラックスも購入予定だったとしたら、購入しようとしていたベルトそのものを購入する必要がなくなりお客様としては安上がりになる。

 

こんな提案をしてくれたらどうだろうか?

 

この人は、自分の身になって考えてくれてるとファンになるのではないだろうか?

 

単発的な売上としては、ベルトが寿命を迎えるたびに購入してもらって、スラックスも必要だったら一緒に買ってもらって売上を高めることもできる。

 

でも、単発的な売上は忘れて、その方と長期的なお付き合いができることを考えたら、

ベルトを販売しない。

そんな提案ができてもいいのではないだろうか?

 

どの業種においても、ファンづくりはテーマであろう。

 

参考になれば幸いです。

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Yuki Arakawa

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